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カルシウムを化学的にいえば、アルカリ土類に属する柔らかい金属元素であり、 大理石や石灰岩、骨の組織中などに含まれている、 元素記号 Ca 元素番号 20 質量 40 の物質です。 カルシウムは骨や歯をつくるために欠かせないミネラルです。 ひとの体に約1kgほど存在しており、その99%が骨や歯に、 残りは細胞内や血液中に存在しています。 その役割としては血液の凝固作用を促進させたり、心筋の 収縮補助、筋肉や神経の興奮を抑制させるなどがあります。 成人1日あたりのカルシウム所要量は600mlといわれています。 また、血液の凝固にも関係し、ビタミン・ミネラルの代謝を促します。 なお、妊娠中の女性はカルシウム吸収量が増加するため、 特に普段以上に摂取する必要はないといわれています。 カルシウムが不足すると骨に蓄えている分で補うため、骨が弱くなります。 成長期であれば歯とアゴの骨の発育も悪くなってしまいます。 成人でも骨の質が悪くなると腰痛、肩こり、そして骨粗しょう症になる可能性があります。 特に女性は閉経後に骨粗しょう症の発症率が高まるので、 若いうちからしっかり摂るようにしましょう。 日本人はカルシウムを摂取し難いのですが、その要因の1つは、 河川の水自体のカルシウム含有量が少ないことが挙げられます。 測定する地域によって多少の誤差はありますが、日本の河川のカルシウム含有量は、 アメリカの約1/3、ヨーロッパの約1/4なのです。 その原因も幾つかありますが、 酸性土壌に酸性雨が降っていることを考えれば容易に納得できるでしょう。 更に、そこで栽培される野菜もその水で育つのですから、当然、 カルシウムの少ない野菜ということになります。 それを日本では昔から、「日本食」という形で補ってきました。 海藻類や梅干など、カルシウムを初めとするミネラルをたっぷり 含んだ食べ物が「日本食」なのです。
参考 ・ミネラル ミネラルとは糖質、脂質、タンパク質、ビタミンに並ぶ五大栄養素のひとつで、 体内では作ることができないため食物から摂取するしかない大事な栄養素です。 役割としては、骨や歯の成分、神経や筋肉の機能のため、 あるいは血液やホルモン・酵素の構成、食物の消化、 吸収、老廃物の排泄、エネルギー生産などたくさんあります。 具体的には、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、ヨウ素、銅などです。 ただし、ビタミンと違い、 ミネラルは相互にバランスをとって働いているため、 過剰症や欠乏症が起きやすくなっていますので、注意しなければなりません。
※動画は音がでますので注意してください。
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