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運動神経
運動神経とは、広い意味では運動機能に関わる神経を言いますが、 厳密的には筋肉を直接支配している神経のことをいいます。 なお、筋肉にもいくつかの種類がありますが、一般的には骨格筋を支配する神経をさしています。 運動神経が最終的に支配する筋肉には、 頭・体部の骨格筋と、感覚器や内臓・血管の内臓筋とがあります。
体性運動神経 骨格筋を支配する神経は、体性運動神経と呼び、多くの本では「随意運動」に関係すると 記されることが多いが、実際の運動の際に同時的に起こる多数の骨格筋の収縮は、 小脳や脳幹での統合的な働きの結果として起こされるのであって、真に意識されるとは限らない。
内臓運動神経 他方、内臓や感覚器の平滑筋や心筋の収縮は、内臓運動神経として自律神経により 自動的に行われるが、無論中枢全体の感情的な動きと無関係ではなく、 いずれかに接続点を持っている。 このため、怒りや興奮に伴い、瞳孔散大筋、胃腸平滑筋、 心筋などの全てが影響を受ける事が生ずる。 なお、体の諸部を走る神経は、純粋に運動神経束より成ることはなく、多くの場合は混合性である。 よく「運動神経がいい」とか「私は運動音痴だから・・・」などという言葉を聞くことがありますが、 運動神経の良し悪しは遺伝で決まるのではなく、 環境(人的環境および物的環境)と運動への取り組み方によって伸び方が違ってくるのです。 また運動神経は良く伸びる時期と停滞する時期があります。 運動神経が良くなる時期は、大人になるまでに3回訪れます。 第一期は直立歩行をするようになってから6歳くらいまでの幼児期です。 人は歩くようになるまではひたすら一直線にそこに向かって発達しますが、 幼児期になると、歩く・走る・投げる・捕る・転がる・跳ぶなど全ての運動 の基本となる動きを並列的に身につけることができます。 第2期は小学校中?高学年くらいの時期で、この頃は神経系の発達にともない、 コーディネーション能力が急激に伸びます。 そして第3期は第二次性徴を終えた後の時期で、この頃には体もできあがり、 ウェイトトレーニングなども可能になってより力強い運動をすることができるようになります。 この運動神経が伸びる時期を"ゴールデンエイジ"とも言いますが、 ゴールデンエイジをものにするためには、 子どもたちを取り巻く環境が適切に整っている必要があります。 運動神経が飛躍的に伸びるのは第二期で、「運動神経が良い」ことを象徴的に 表す"すばしこさ"や"巧みさ"が身につき、目で見た運動をその場でやってみせるというような ことも起こりますが、これは第一期である幼児期(遅くとも小学校低学年まで)に 基本的な動きができるようになっていることが前提になります。 これは建物を建てるときの基礎と同様で、これがないところに何を積み上げても うまくいくはずがありません。 この"基本的な動き"というのは、以前であれば「鬼ごっこ」などの外遊びの中 で自然と身についたような動きです。 しかし、ご存知のように、現在の子どもたちは外遊びに必要な3つの間、 つまり"時間""空間""仲間"が確保されていません。 子どもたちの体力低下も歯止めがきかない状態です。 みなさんの中にも、「子どもの走り方がぎこちない」「ボールがうまく投げられない」 「転んだときに手が出ない」「すぐ座り込む」というような場面を見たり 聞いたりしたことがある方が大勢いると思います。また、小さな頃からスポーツに 親しむ経験のない子どもや競技志向の強いチームに溶け込めずスポーツが 苦手だと思い込んでしまった子どもは、生涯にわたってスポーツをしようという意欲を 持つことができにくいでしょう。 これらは放置していい現象とは言えません。 子どもの発達に合わせて、その時々に適切な動きを身につけられるような スポーツ環境を整えることは、大人の役目ではないでしょうか。総合型クラブは、 そのような環境を提供できる可能性も持っているのです。 |
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